31.12.08

行く年 来る年・・ Mecano - ' Un ano mas '  

今年ももうすぐ終わり、また新しい年が始まろうとしています。
今年一年お世話になった全ての皆様のお顔、お声、お言葉を思い浮かべています。
皆様、本当にありがとうございました!新しい年も宜しくお願いします!

今年最後にご紹介する曲:Mecanoの' Un ano mas 'はスペインの大晦日の歌です。
スペインでは大晦日に「おそば」じゃなくて、「ぶどう」を食べます。
それも、マドリッドにある'La Puerta del Sol'-ソル広場の時計の12時の鐘の音に合わせて、一粒ずつ食べるのです。下の動画の最初に出てくるのがソル広場の時計です。スペインのぶどうは中に種がありますから、「ゴーン・ゴーン・・」に合わせて12つぶ続けて食べるのは結構大変かもしれませんね。無事12粒食べ終えられると、新年も良い一年になると言われています。そして、鐘が鳴り終わると今度はシャンペンを抜いて新年をお祝いします。
ソル広場でのカウントダウンはテレビ中継されるので、広場に行けなくてもテレビの鐘に合わせて「年越しぶどう」に参加できます。
下の動画にはスペインだけではなく、ロンドンやパリ、東京など他の国での「行く年、来る年」の映像があり、曲が終わると、各国語でメリークリスマス、新年おめでとうが表示されているところも嬉しいです。
*Mecanoに関して私感:歌声も歌詞もわりと好きなんだけど服装と他の曲のプロモーションビデオを見ると「な~ぜ~???」な気持ちになることが多いのです。下のビデオは「な~ぜ~?」と思わない数少ない1つです。感性の違いだから仕方ない・・

Mecano - ' Un ano mas '


下の動画はそのテレビ放送です。最初にLos Cuartos(ロスクアルトス)と呼ばれる「ディンドーン」が4回。これはこれから始まることを告げる鐘で、大事なのは後に続く「ゴーン・ゴーン・・・」です。間に合う方はぶどうを、間に合わない方は黒豆でもナッツでも鐘の音と一緒に口に運び、シャンペンでお祝いしてみては?

    A Happy New Year! Feliz Ano Nuevo!
 皆様にとって来年が幸せで実り多い年でありますように!

Luar Na Lubre - ' Terra '

昨夜は『ヨーロッパ水紀行ⅢSpecial ポルトガル・スペインの旅』(BS日テレ)をみました。
美しい映像にイベリア半島の音楽。Madredeusの『海と旋律』、ホアキン・ロドリーゴ作曲『アランフェス協奏曲』の文字が音楽と共に表示されました。でも、ガリシアのグループLuar Na Lubreの'Terra'もBGMとして流れていたんだから、しっかり表示して欲しかったな~。Luar Na Lubreは私が大好きなグループの1つです。彼らはel caminoやサンチアゴ・コンポステーラについても歌っているので少しずつ紹介していく予定です。

なお、下の動画の最後は、ガリシア地方が近年抱える環境問題について投稿者の方から自然保護のメッセージです。
森林伐採が進み、製紙業のために導入されたユーカリが生態系のバランスを崩し、オオカミやシカなどの動物も減少傾向にあるようです。(wikipedia)

Luar Na Lubre - ' Terra '

30.12.08

第6行程訳

第6行程:Estella-Los Arcos

El itinerario旅程
ここは村と村の間の距離が非常に長いため、巡礼者が初めて孤立状態になる行程です。

Estella(エステジャ)と隣接する町Ayegui(アジェギ)の家並を後にしたかと思うとすぐに、Irache(イラチェ)の酒倉に設置され、営業時間内にはワインが飲める水飲場に出会います。この旅人に不可欠な水分補給の後には、Monasterio de Santa María la Real de Irache (イラチェのサンタマリアラレアル修道院)群が堂々とした姿を現します。
フラ山の北側裾野斜面に位置するカルロス党員の私室はEstellaがまだ無かった時に巡礼者の受け皿となっていました。ロマネスク様式の教会とプラテレスコ風の回廊により他の建築物の中でも一際目を引くこの修道院は財産と名声を我が物にした修道院長サンベレムンドの命の下その栄華を極めたのが11世紀後半でこそあれナバーラ史において非常に重要な存在として今日に至っています。17世紀にその修道院内にナバーラ初の大学が設立されました。Azqueta(アスケタ)ではiglesia parroquial de San Pedro(サンペドロ教区教会)が目を引きます。
カール大帝が戦ったと云われる歴史的地域Villamayor de Monjardín(ヴィジャマジョルデモンハルディン)の入り口には13世紀ゴシック様式のアラブ人の水飲み場があります。その頑丈な貯水槽は筒型ヴォールトに覆われています。10世紀築城のサンエステバン城の丘の上からは、地域一体を見渡すことができます。ウルビオラにはエルサレムの聖ヨハネ修道会の救護院がありました。給水所のない長い3時間を耐えればロスアルコスに到着です。
Estellaからロスアルコスまでの行程は単純に見えます。旅人はアスファルトの上り道、最初の6kmに苦しめられますが、その後は楽な道のりとなります。しかし、この行程で巡礼者は1つの決断を迫られます。Estellaから2kmほど行ったAyegui出口に、2つの選択枝が提示された看板があります。1つめの選択肢は、右に進んでアスケタまで行くもの、2つ目は左の道を行き、イラチェを通って進むものです。 しかし、次の3つの理由から2つめのルートを選ばなければなりません。1.元来の巡礼道の支持。2.イラチェ修道院の美しさ。そして、前述の理由に劣らない3番目の理由はその選択の場所から700m先にはワインの給水所があることです。これら全てを満喫するのに支払わなければならない代価は5kmほどの上り坂のみです。けれど、それもアスファルトなので大して困難ではありません。
Qué ver y qué hacer見所
En Los Arcos:
ロスアルコスは、元々ローマ人が建設した町の上に造られた中世の町です。ナバーラ王国とカスティージャ王国の境界という土地事情により通行料徴収や外貨両替の場所となりました。
その壮麗さが際立つのはロマネスク・ゴシック・プラテレスコ・バロックの様式が融合するサンタマリア教会です。そのルネッサンス様式の塔は完成まで30年の歳月を要し、フェリペ2世自らが就任しました。また、忘れてはならないのが有名なフランボイヤンゴシック様式の回廊です。ロスアルコスは巡礼者が必要な全ての設備が整っており、お菓子のクッキーも有名です。

*建築様式名が沢山出てきたのでwikipediaをリンクしましたが、読むのが面倒(それは私)な方は、USEFUL SITESの建築様式入門がおすすめです。

第5行程ゴール

旅に行ったり、年賀状を書いたりしていたので距離はあまり進まず本日ゴールとなりました。
旅先でとった写真を見てみると・・・うわ!顔も体も丸い。。
明日は歩くぞ!

青春18切符



12/24~12/27まで、青春18切符を使って、滋賀にいる友達を訪ねてきました。
実は、旅が始まる前迄は「12時間立ちっぱなしの旅になるのではないか」と恐れていたんです。でも、始まってみると快適!!殆どずっと座れたし、乗り換えは適度な運動になってかえって疲れませんでした。
何より素晴らしいのが、「ちょっとくらい居眠りしても風景を見逃さなくてすむ」こと。
海あり、みかん畑あり、茶畑あり、富士山あり、雪あり。な~んて贅沢!
帰りの電車の中で、「この電車に乗ると、新幹線に1万円払ってもいいという気持ちになるよ」と大学生らしき男の子のグループが話していましたが、私は、「時間さえあれば」、「これに乗ったら新幹線なんかのれないよ」と思いました。
友だちとは10年ぶりの再会。とても楽しい時間を過ごしました。

23.12.08

The Little Drummer Boy 2

また、The Little Drummer Boy? って言われそうなんですけど、1つにしぼれないんです。
どれも好きなんだもん。。。


Celtic Woman



Highland Bagpipe

The Little Drummer Boy 1

The Little Drummer Boyはチェコに伝わるクリスマスの歌が英訳された後世界に広まりました。
スペイン語では'El Tamborilero'といいます。
歌詞は、「イエス様の誕生の知らせを聞き、お祝いにかけつけた少年でしたが、貧しさのため何も贈ることができません。少年に唯一出来ることは、持っていた古い太鼓をたたくこと。
マリア様の許しを得て、少年が心をこめてその音を捧げると、生まれたばかりのイエスは少年に微笑んだのでした」というような内容です。
サンチアゴを目指しているので、スペイン語で歌われている動画を2本。どうしても1本にしぼれなかったんですよね。。。

Raphael


El camino que lleva a Belén baja hasta el valle que la nieve cubrió.
Los pastorcillos quieren ver a su Rey, le traen regalos en su humilde zurrón
(rom pom pom pom, rom pom pom pom)
Ha nacido en un portal de Belén, el Niño Dios.

Yo quisiera poner a tus pies algún presente que te agrade Señor,
mas Tú ya sabes que soy pobre también, y no poseo más que un viejo tambor.
(rom pom pom pom, rom pom pom pom)
¡En tu honor frente al portal tocaré con mi tambor !

El camino que lleva a Belén yo voy marcando con mi viejo tambor,
nada mejor que te pueda ofrecer, su ronco acento es un canto de amor
(rom pom pom pom, rom pom pom pom)
Cuando Dios me vió tocando ante El me sonrió.

22.12.08

The Angel Gabriel

celticな雰囲気の音と映像が美しい、バスク地方に古くから伝わるクリスマスソング'The Angel Gabriel'です。



The angel Gabriel from heaven came, With wings as drifted snow, with eyes as flame:
"All hail to thee, O lowly maiden Mary, Most highly favored lady." Gloria!

"For know a blessed mother thou shalt be, All generations laud and honor thee;
Thy son shall be Emmanuel, by seers foretold, Most highly favored lady." Gloria!

Then gentle Mary meekly bowed her head; "To me be as it pleaseth God," she said.
"My soul shall laud and magnify God’s holy name." Most highly favored lady." Gloria!

Of her, Emmanuel, the Christ, was born, In Bethlehem all on a Christmas morn,
And Christian folk through-out the world will ever say: "Most highly favored lady." Gloria!

wikipedia ガブリエル

21.12.08

フランスルート 第5行程訳 

http://caminodesantiago.consumer.es/etapa-de-puente-la-reina-a-estella-lizarra

アルガ川に架かる中世の橋を渡った後、プエンテラレイナでの慈善活動が長い伝統の修道女地区に入ります。

旅程
続いてサンチアゴ巡礼道は、土の道を踏みしめながら谷底を通っていきます。ゴシック様式のサンペドロ寺院があるマニェルのに到着する前に、バルゴタ病院の廃墟が姿を現します。
岩だらけの丘に多くの中世の遺跡とともに姿を現すのは、バスク語で「マムシの巣窟」を意味するCiruqui(シラウキ)です。
Yerri(ジェリ)渓谷へと下る前に中世のUrbe(ウルベ)の廃墟が見えてきます。Lorca(ロルカ)でローマ様式のサンサルバドル教会を訪ねるのもよいです。Villatuerta(ヴィジャトゥエルタ)へはIranzu(イランス)川に架かる2つ目のローマ様式の橋を渡って行きます。
 1000年前のサンチアゴ巡礼道はEstella(エステジャ)を通っていませんでした。(Lizarra(リサラ)という古い村にバスク人たちの村がありましたが、Ega(エガ)川に街はありませんでした)当時は、VillatuertaからMonasterio de Irache(イラチェ修道院)へ直接向かっていました。Estellaはこの巡礼道のために生まれた町で、何世紀もの間、町にはナバーラ人、フランス人、ユダヤ人が共存していました。 この行程では、ログローニョ~パンプローナ間の自動車道路工事のせいで巡礼者が出くわすいくつかの迂回路に特に注意が必要です。その迂回路により歩行距離はかなり長くなり、予定より大体5kmほど余分に歩くこともあるでしょう。場所によって路面は赤っぽい粘土なので、靴底に容易にくっつき、それが巡礼者にとって負担になることがあります。
この行程の地形に関しては、前の行程のように登り降りが続きます。ただ、マニェルに到着する前にはその苦労は報われます。それは、プエンテラレイナから3kmの辺りから始まり距離にすると1kmほどのところです。とにかく、エステジャの聖墳墓教区教会を目にし、シラウキにある石畳の魅力を元のままに留めているローマ人が建設した石畳の道を通る時、旅人が出会うどんな苦労も、 それだけの価値あるものとなるのです。

見どころ
En Villatuerta:ビジャトゥエルタ
エステジャの隣のこの町では、12世紀の後期ローマ様式建築で、美しい鐘塔を守り、14世紀末に改築され、18世紀半ばには聖墓室が付け加えられた聖母昇天教会がひと際目を引きます。また、ヴィジャトゥエルタには、部分的にですが、16,17,18世紀の家が多く立ち並んでいる場所があります。Grocin(グロシン)やArandigoyen(アランディゴジェン)へ向かう道との合流点には円柱形の軸の上に真っ白な十字架が掲げられています。
En Estella:エステジャ
エステジャは、現在のクルティドレス通り沿いを埋め尽くし、巡礼道で勢いづく商業で利益を得たフランス人の町として、1090年にリサラ城の庇護の下誕生しました。
アラブ様式の名残りを留める正面入口と教会内には3つのゴシック様式の広間を持つサンペドロデラルア教会とその回廊や、ナバーラ王宮、サンミゲル教会、サントドミンゴ修道院、プイ聖母教会(エステジャの心引き付ける祝祭の守護聖母)のような特に素晴らしい多くの歴史的建造物がエステジャにはあります。この町は、地域の首市として巡礼者が必要とするであろう全ての設備を提供しています。

20.12.08

マルセーリノの歌

『マルセリーノの歌』この曲との出会いは小学校の音楽の時間。授業でリコーダーの課題曲として習い、子供ながらに良い曲だと思いました。
そして映画 'Marcelino Pan y Vino'を見たのがそれから10年くらい後? あ~!この曲だったのか!マルセリーノってこの子だったんだ!と感動しました。小学生の時はマルセリーノが人の名前ということさえ知らず笛ふいてたんですからね。
映画の中のマルセリーノ少年・曲との出会いにも感動しましたが、もっと感動したのが映画そのもの!
言葉で表せないくらい素晴らしい!といっても、その後何繰り返して見た訳ではありません。
それから約20年後の今、el caminoに思いをはせ巡礼道の映像を見ているうちに、ふと思い出してYoutubeを検索してみると・・・、ありました!今夜はこれを見ることにしよう!
http://jp.youtube.com/watch?v=n57tdqGKoOA

こちらでは『マルセリーノの歌』をBGMに映画の名シーンの一部の動画をご紹介します。歌はイタリア語ですが、語りかけるような歌声に天国のママと修道士達の愛を感じます。
邦題は『汚れなき悪戯』。図書館やレンタルDVD屋さんには字幕つきのがあるはず。下の動画をご覧になって心を動かされたら、是非是非GO!



Canzone Marcellino Pane e Vino
Dormi dormi Marcellino, perchè il sole più non c'è.
I fratelli, caro piccino, vegliano tutti su di te.
Marcellino pane e vino tu ti devi addormentar.
Tanti cuori sul tuo cammino contro ogni male san vegliar.
Marcellino pane e vino, dormi, dormi e non pensar.

Tu sei tanto buono   come un fraticello   
tu sei tanto bello   dolce come il pan.
Sai suonare le campane tanto tanto bene     
piano pian tilin talan, tilin talan       
Due e due fan quattro quattro e quattro otto
otto e otto...      questo si vedrà doman.

Marcellino pane e vino, dormi, dormi e non pensar.
Quando il sole va a dormire corri a nanna pure tu.
Dormi e sogna Marcellino, pane bianco e cielo blu.
San Francesco sui bambini, veglia sempre di lassù

Milladoiro

ガリシアのグループMilladoiroの曲を2曲。
最初の曲は 'O voo da pomba' 「空飛ぶはと」何か、こう、広い空に心が開放されて、空の青に洗い流されて浄化されそ~うな曲です。

O Voo da Pomba



次の'O Nino do Sol'「太陽の子」というアルバムの'O Bruxo Da Montana'「山の魔法使い」は魂の帰巣本能とでもいうのでしょうか。時空を超えた故郷があることを教えてくれる感じがします。

O Bruxo Da Montana

16.12.08

第4ステージゴール!!


散歩記録上はプエンテラレイナまで来ました。あと711km。記録をつけてれば残りの距離は減るものですね。
減らないのは体重だけか。。
第5ステージは19kmです。歩くのより訳の方が大変。
知らない単語がいっぱいで、第4行程は辞書ひきまくりでした。
どの行程も同じような単語が出てきて段々楽に訳せるようになるだろう・・
という安易な気持ちで始めたのですが、どうなることでしょうか。

ところで、第4行程の訳で一番感動した言葉は「ヴォールト」前に旅先で見て「すごい天井だ!!」と思ったのですが、名前を知らなかったので、私の心の中では「すごい天井」という名前になっていました。今まで私が目にしてきた「ヴォールト」さんたちに謝りたい気持ちです。
「ヴォールト」さん。ごめんなさい。これからあなた達のことをもっと知りたいと思います!

写真はポーランド 聖ヨハネ大聖堂の交差ヴォールト・・すごい天井ですね! 

ヴォールトとは・・・

フランスルート 第4行程の訳に挑戦 

camino de santiago camino frances etapa4

この行程では、パンプローナ外郭地域にあるナバーラ大学地区を通ってCizur Menorに入り、Alto del Perdón(ペルドンの丘)へと登っていきます。

El itinerario(旅程)
言い伝えによると、背教の泉で1人の疲れ渇ききった巡礼者が「信仰にそむけば泉に連れて行ってやる」と悪魔に誘惑されました。その巡礼者が誘惑に打ち勝つと、その酬いとして巡礼姿の師弟聖ヤコブが現われ、泉を見せると彼のビエイラ貝でその巡礼者に水を飲ませたといいます。
ペルドンの丘には巡礼者への記念碑と強烈な印象を与えるParque Eólicoがあります。丘を降りていくと、ゴシック様式の教区教会のあるUterga(ウテルガ)、Muruzábal(ムルサバル)、そしてEunate(エウナテ)聖堂騎士団の庵、『郷士の町』『オバノスの秘跡』のObanos(オバノス)があります。
伝説によると、サンチアゴ巡礼の後、聖フェリシアはアモカインに隠者として残ることを決めました。すると、アキタニア公爵でもある彼女の兄ギジェルモは彼女が都に戻るのを拒んだのを見て怒り、殺してしまいました。後悔したギジェルモは再びサンチアゴへの巡礼をした後、自分の犯した罪を嘆きながら死ぬまでずっとオバノスで暮らしたということです。 アルノルテギの庵直前の記念碑がそのことを思い出させてくれます。プエンテラレイナの入り口ではSomport(ソンポルト)から来るルートと合流します。Calle Mayor(マヨール通り)の終点に、ある女王が建設を命じた橋があります。ここ数年の間に埋もれていたもう1つのアーチが現われ、7つの目をもつ左右対称の橋に姿を変えました。

この行程のハイライトはパンプローナとプエンテでレイナの間にあるペルドンの丘です。天候によっては大きな障害となりえることが予想されますが、難度に関して言えば、中くらいの区間です。影がない場合を考慮する必要があり、晴れていると下りと同じくらい登りもハードになる可能性があります。この高さからはナバーラの首都とその盆地の類のない眺望を満喫することができます。

Principales dificultades(主な難所)
El Alto del Perdón:ペルドンの丘
ひとたびパンプローナを(何の困難もなく)通りぬけると、Zizul(シスル)の坂は体力が必要な行程になるという予告通りの難所です。パンプローナから6kmの地点からペルドンの丘へ向かう小道が始まります。ここは野原を通りぬける区域で、そのため靴底は土まみれになってしまうことあります。10km地点までルートは小道や道、野原と変化します。この10km地点まで来たところで巡礼者は急な坂に出くわします。けれどそれも500mだけでその後は緩やかになります。これがこの上り坂全体にある2つのうちの最初の難所です。11km地点では上り坂にはもってこいの給水休憩所として利用できる宿がZariquiegui(サリキエギ)にあります。そこから1kmほど先に行くと、短いながら石ころに悩まされる道に手間取る分ハードな2番目の難所があります。これらの地点を過ぎてしまえば、丘の上までの残りの2.5kmは優しい上りで特に大変なことはありません。 下り坂は最初の1.5kmだけ大き目の石と急勾配に煩わされますが、あとは特別な難所はありません。そのうえ、この下りでは、(頂上から4km地点)のUtergaで、fuente(共同水道)と書いてある水道で給水休憩ができるのです。パンプローナからプエンテラレイナまででウテルガが一番良い泉です。

Qué ver y qué hacer(見どころ)
En Cizur:シスール:
パンプローナ郊外の村で、シズルメノルの聖ミゲル教会はロマネスク建築の美しい例です。その半円がんは真ん中のアーチ状の扉と5筋の彫刻壁に分けられていて、その全体像は要塞の外観を呈しています。また、立派な肉焼き串があります。 広大な小麦畑を通りながらもう少し先に進むと、ゲンドゥライン城がたたずんでいます。

En Uterga:ウテルガ:
頑丈な石の旧家のある美しい村ですが、巡礼者にとって便利な施設はあまりありません。ゴシック様式の聖母教区教会と王室武器博物館があります。 次の村Muruzabal(ムルサバル)には巡礼者必見のエウナテの聖母マリアの美しい庵があります。その八角形の外観が魅力的な庵はエルサレムの寺院の設計図に従って12世紀にテンプル騎士団によって建立されました。8本アーチの丸天井と均整美あふれた広い内部空間が際立っています。

En Obanos: オバノス
この場所は、ゴシック要素と共に石細工やレンガ、中には最上階にアーケードを持つ大きな家々など市民の様々な建造物を眺めることができる通りや家並みの美しさと、その中世の雰囲気が特徴的です。 オバノスは2つの広場を核にとした都市構造になっています。つまり、サンギジェルモ広場ともう1つ、ロスフエロス広場の周りに洗礼者ヨハネ教区教会、アルノテギ(聖ギジェルモの庵としても知られる)、聖サルバドール、聖ロレンソの3つで完全となる庵があり、更に、アルノテギの庵の西にはイサベル妃の古い要塞があるのです。

En Puente La Reina:プエンテラレイナ
ロンセスバレスとソンポルトからのルートの合流点です。サンチョ3世の妻である王妃ドナ・マヨールの命により巡礼者が渡るため11世紀に建設されたアルガ川にかかる橋がこの村の名前となりました。マヨール通りは、この村で最も美しい建造物があるところです。元巡礼者の救護院とキリスト磔刑教会(テンプル騎士団)を連絡する交差ヴォールトから、2つのロマネスク様式の入り口を持つ聖ヤコブ教会を経てこの通りは橋でおわります。 プエンテラレイナはプール、レストラン、商店、眠れない人のためには面白い生演奏のディスコなど様々な施設のある村です。

12.12.08

Heather Dale - The Road to Santiago

楽器が少ないと思わず歌詞に耳を傾けてしまいます。
「そうだよね~ 結局何をやっても同じだろうな・・」と頭で思っても中々想像の域を超えて受け入れられないものです。
そういうことを理解するために歩く人も多いんだろうな~とこの歌を聴くたびに思います。


http://www.heatherdale.com/

A townsman's life is even, like the dust upon the road;
Not changing with the seasons — just fortune's fickle load.
But sitting on my step and bending hide and thread to task,
I saw the first man walking,I saw the first man walking,
I saw the first of many walking past.
In ones and twos they traveled; the first hints of the wave.
With hat and stick and scallop they would go to see the grave
Of the Saint who'd lived among us, a town he'd come to save
As he walked along the road to Santiago.

With pennies in their pockets and blisters on their feet,
They'd come within their weariness, the humble and the meek,
For while a day could bring them wages, these months would bring release
From the road that they were walking,This road that they were walking,
This road that led them forth in their belief.
Soon the trickle was a torrent; then the torrent was a flood.
And like Noah, how they laughed amid the gadflies and the mud.
Oh, I wondered what they shared that made such disparate men beloved
As they walked along the road to Santiago?

One had come from Germany, and one from here in Spain
And one from near the Bosporus where Constantine had reigned.
From every land they ventured forth, then ventured home again,
And found a road worth walking,They found this road worth walking,
For all agreed their roads were much the same.
And so I laid my work aside — the day's long toils would keep,
For, what was said "A man must sow if he intends to reap"?
So with a laugh I set to putting blisters on my feet
As I joined them on the road to Santiago.

もうすぐPuente La Reina

もうすぐ第4行程のプエンテラレイナにつきます。
とても単純ですが、The Celtsを通して歴史アレルギーが少し軽減された「気がする?」私は、
巡礼道の逸話や歴史にも少し触れてみようという気になってきました。
考えてみれば、昔、海外旅行した割にはその町や遺跡のことは何も知りません。
世界遺産も最初は「すごーい!」「素敵!」と思っても目が慣れてくると同じに見えてきたことを何度も繰り返しました。
それもこれも、私が歴史的な情報を読もうとしなかったからです・・・
次に海外の土を踏むのはいつになることかわかりませんが、簡単にいけないので、次行くときは土地や遺跡にまつわるエピソードも思い起こしながら、旅を楽しみたいものです。。。

それでは!と巡礼ガイドにリンクしたcamino de santiago の行程を、これまたリンクしたgoogleの翻訳にかけたところ意味不明の日本語が・・ 「これじゃわかんないよ!」と泣きたい気分。

ふ~(ため息)仕方がなにのであまり無理をせず自分で訳して行きたいと思います。
これから時々訳を載せますが、素人ですので訳せない箇所や誤訳はお許しください。 

9.12.08

Lost Treasures of The Ancient World- The Celts

別のケルト人に関する番組をみつけましたので、最初のを掲載します。投稿者はsaif316さん。全部で5本、時間にして43分ほどです。
Channel 4のThe Celtsも見たおかげか、歴史音痴な私も××人などの名前に少しずつ慣れてきました。
「歴史」という言葉を聞いただけで「勘弁してくれ~」と少なくとも1ヶ月前までは思っていた私。
嬉し楽しいです。

6.12.08

あと726.5km

今週後半はちょっと怠けて距離も進みませんでした。
明日は多めに歩けるかな・・・

さて、今日は散歩を怠けている間にみつけたバスク地方のミュージシャンを2本。
1本目は、Kepa Junkera(ケパフンケラ)の動画。
これは、バスク地方に駒を置いている間に紹介しないと。
個人的には、好きとも嫌いとも言えない・・不思議な音楽と映像です。
お面の顔は怖くないのに、何か怖い?不気味?・・ん~・・見たことないからじっ~と見ちゃう。
登場するバスクの打楽器はチャラパルタ、Kepa Jukeraが奏でるアコーディオンはトリキティシャというそうです。



http://www.kepajukera.com/


2本目は可愛らしくて軽快な Alaitz eta Maider。バスク語の字幕付きです。
私はこっちの方が安心して聞けるかも。(但し歌詞が理解できない・・)


  

3.12.08

イギリスChannel 4 - The Celts (2006)

ケルト人についての番組。動画数は11本、全部で約90分です。
ずっと歴史に苦手意識があった私が「面白い!」と感じられることに感動!
MBdocsさん、ありがとう!!
一番最初の動画を掲載しますので、残りはYouTubeから投稿者のMBdocsさんを検索してみてください。
The Celts以外にも面白そうな番組が沢山あります。



http://jp.youtube.com/watch?v=qWiCP2HPQYs

2.12.08

第3ステージ ゴール! あと735km


今日はちょっと頑張って6.5km歩きました。どんより曇って寒い1日でしたが歩いているうちに体はポカポカ。そして、牛追い祭で有名なPamplonaに到着です!
写真はパンプローナの守護聖人San Fermin

1.12.08

Queda 740km

La semana pasada yo no ande mucho por las malas condiciones meteorológicas.
Sé que disfrutaria de caminar bajo la lluvia en España,
pero no aquí alrededor de mi casa en Japón.
¿Por qué no? Por... soy demasiado perezosa.
Mientras yo de a pie soñando el Camino de Santiago y recordando el acta de la distancia que he caminado, llegare allí sin falta.
Ahora tengo sólo 740 kilometros por delante de mí y estoy contenta.