第6行程:Estella-Los Arcos
El itinerario旅程
ここは村と村の間の距離が非常に長いため、巡礼者が初めて孤立状態になる行程です。
Estella(エステジャ)と隣接する町Ayegui(アジェギ)の家並を後にしたかと思うとすぐに、Irache(イラチェ)の酒倉に設置され、営業時間内にはワインが飲める水飲場に出会います。この旅人に不可欠な水分補給の後には、Monasterio de Santa María la Real de Irache (イラチェのサンタマリアラレアル修道院)群が堂々とした姿を現します。
フラ山の北側裾野斜面に位置するカルロス党員の私室はEstellaがまだ無かった時に巡礼者の受け皿となっていました。ロマネスク様式の教会とプラテレスコ風の回廊により他の建築物の中でも一際目を引くこの修道院は財産と名声を我が物にした修道院長サンベレムンドの命の下その栄華を極めたのが11世紀後半でこそあれナバーラ史において非常に重要な存在として今日に至っています。17世紀にその修道院内にナバーラ初の大学が設立されました。Azqueta(アスケタ)ではiglesia parroquial de San Pedro(サンペドロ教区教会)が目を引きます。
カール大帝が戦ったと云われる歴史的地域Villamayor de Monjardín(ヴィジャマジョルデモンハルディン)の入り口には13世紀ゴシック様式のアラブ人の水飲み場があります。その頑丈な貯水槽は筒型ヴォールトに覆われています。10世紀築城のサンエステバン城の丘の上からは、地域一体を見渡すことができます。ウルビオラにはエルサレムの聖ヨハネ修道会の救護院がありました。給水所のない長い3時間を耐えればロスアルコスに到着です。
Estellaからロスアルコスまでの行程は単純に見えます。旅人はアスファルトの上り道、最初の6kmに苦しめられますが、その後は楽な道のりとなります。しかし、この行程で巡礼者は1つの決断を迫られます。Estellaから2kmほど行ったAyegui出口に、2つの選択枝が提示された看板があります。1つめの選択肢は、右に進んでアスケタまで行くもの、2つ目は左の道を行き、イラチェを通って進むものです。 しかし、次の3つの理由から2つめのルートを選ばなければなりません。1.元来の巡礼道の支持。2.イラチェ修道院の美しさ。そして、前述の理由に劣らない3番目の理由はその選択の場所から700m先にはワインの給水所があることです。これら全てを満喫するのに支払わなければならない代価は5kmほどの上り坂のみです。けれど、それもアスファルトなので大して困難ではありません。
Qué ver y qué hacer見所
En Los Arcos:
ロスアルコスは、元々ローマ人が建設した町の上に造られた中世の町です。ナバーラ王国とカスティージャ王国の境界という土地事情により通行料徴収や外貨両替の場所となりました。
その壮麗さが際立つのはロマネスク・ゴシック・プラテレスコ・バロックの様式が融合するサンタマリア教会です。そのルネッサンス様式の塔は完成まで30年の歳月を要し、フェリペ2世自らが就任しました。また、忘れてはならないのが有名なフランボイヤンゴシック様式の回廊です。ロスアルコスは巡礼者が必要な全ての設備が整っており、お菓子のクッキーも有名です。
*建築様式名が沢山出てきたのでwikipediaをリンクしましたが、読むのが面倒(それは私)な方は、USEFUL SITESの建築様式入門がおすすめです。