20.5.10

第10行程 Santo Domingo de la Calsada ~ Belorado

グラニョンを過ぎ、レデシージャ・デ・カミノが見えてくると、大きな看板が、私たちのブルゴスとカスティージャ到着を歓迎する。ここから数週間、フランスルートはカスティージャ地方の広大な平野へと移る。次の目的地は山頂の影に位置する、古代の隠遁者の洞窟や廃城が今なお残るベロラードだ。

旅程

絞首刑で有名なサント・ドミンゴ・デ・カルサダだが、ここには美味しいジュースやコーヒー、そして様々なお菓子屋があり、これから挑むリオハ地方最後の数キロと、カスティージャ地方最初の数キロに備えたエネルギー補給の場になる。マヨール通り、リオ・パロマレホス通りと進むと、20世紀初期に建てられた礼拝堂へ着き、そこからオハ川に架かる、16のアーチに支えられた全長約150mの橋を渡る。その橋は18世紀及び20世紀半ばに建築されたもので、聖ドミンゴが建築した元の渡瀬は、現在飛び地として残るに過ぎない。その橋を渡り、右に入る道を行き、LR-201を横断する。そこから600m位進んだら、N-102をまた横断してN-102の側道を1.7km行く。それから国道に沿って何キロか行ったところで左手に曲がって、リオハ地方最後の村、グラニョンに向かう。中心街には商店やバルがひしめき、アルベルゲはサン・フアン・バウティスタ教会内にある。(サントドミンゴからここまで6.8km).

グラニョンを出ると、麦畑を横切る砂利道に出会う。小川や川の岸辺にそって植えられたポプラ並木がこの行程の単調さを和らげてくれる。2km行くと、背の高い看板が、これから約2週間を過ごすカスティージャ・レオン地方へ入った私たちを出迎える(この行程ここまで8.8km)。この先、さらにパレンシア、レオン、そしてガリシアに足を踏み入れる前に先ずはここブルゴス州だ。カスティージャ地方、最初の町、レデシージャデカミノが、例の看板の所から、既に見える。長くまっすぐな道を克服し、国道N-120を渡るとこの村に到着だ。村の入り口には管轄円柱塔と旅行案内所があり、カスティージャ・レオン地方を通したサンチアゴ巡礼道の詳しい情報を提供してくれる。マジョール通りにあるヴィルヘンデラカジェ教会(通りの聖母教会)の12世紀の洗礼用の泉は見ておきたい。(ここまで10.7km)

レデシージャを出る際に、またN-120を横断し、レデチゴ川を渡って次のポイント、カスティルデルガドへと向かう。サンペドロ教会、サンタマリアデルカンポのバロック礼拝堂があるマヨール広場までエルクリスト通り・マヨール通りを通って進む。 (ここまで 12.4km). クエスタ通りを通ってカスティルデルガドを抜け、国道と平行なアスファルトの車道を行くと、1020年頃にサントドミンゴデラカルサダガ生まれたビトリアリオハに到着する。(ここまで14.3km).
ここから、耐火舗装された国道に合流するまで、またアスファルトの道を進んでいく。 (ここまで15.5km). この国道からビジャマヨールまでは17.8kmだ。 村の入り口にはこの行程最後を行くための栄養補給ができる小さな公園と休憩ゾーンがある。ビジャマジョールをレアル通りから再び車道に出て、ベラロード市街まで一気に進む。(ここまで22.7km)